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構造に必要な耐力壁の木材が違うと、耐久性能がどのように違うのか?ハウスガードシステムの「緑の柱」を使用した耐力壁とヒノキの芯持ち材(無処理材)を使用した耐力壁の耐久性能を比較しました。
【加圧注入木材を用いた長寿命住宅仕様書/関東学院大学 副学長 中島正夫
日本木材防腐工業組合 平成21年】
使用した試験体
A1:ヒノキ芯持ち材 無処理の筋かい工法 B1:ハウスガード処理した筋かい工法
A2:ヒノキ芯持ち材 無処理の面材工法 B2:ハウスガード処理した面材工法
この4種類をファンガスセラー室にて1年間、2年間2種類の腐朽促進期間を設けて設置しました。促進期間を終えた試験体に荷重を加え、加力試験を行いました。
筋かい耐力壁の結果
ヒノキ芯持ち材による耐力壁は最大変位が大きく、剛性が維持されていません。それに比べてハウスガード処理材による耐力壁は、最大変位が小さく、剛性がたもたれています。
これは無処理だったために土台・柱部分が腐朽し軸材としての強度を低下させていたのに加えて、接合金物を固定していたビスの保持力を失ったことが理由として挙げられます。
面材耐力壁の結果
ヒノキ芯持ち材による耐力壁では釘を保持すべき木部が腐って保持力が低下していること、逆にハウスガード処理材の場合には、土台・柱などの釘を保持する木部が充分保存されているために最大荷重が増大したものと考えられます。
まとめ
耐震性能に必要な耐力壁に腐れが発生すると、工法に関わらず「耐力が劣化する」といえます。どんなに良い工法や金物を使っても、構造材が腐っては、充分な耐力は保持されません。







