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木造建築の権威による技術監修

中島正夫先生のご紹介

中島正夫先生は、木造建築の権威として、数々のご活躍をなさって来られました。
また、ハウスガードシステムの監修もなさっておられ、様々な面から貴重なアドバイスを頂いております。

プロフィール

中島正夫

中島正夫

学位:博士(工学)
最終学歴:早稲田大学大学院博士課程終了
専門分野:建築学科および構法

研究テーマ
  • 木造建築ストックの長寿命化技術に関する研究
  • 信頼性工学に基づく木造建築物の耐久性法の開発
  • 木質建築物における建築病理学の体系化
主要著書
  • 大規模木造建築物の保守管理マニュアル 共著
    (財)日本住宅・木材研究センター 1997.1
  • 建築に役立つ木材・木質材料科学 共著
    (株)東洋書店  1997.12
  • 木造住宅の耐久設計と維持管理・劣化診断 共著
    (財)日本住宅・木材技術センター 2002.7
  • 英国に見る木造住宅長寿命化の条件 
    住宅と木材  Vol. 127 No. 315 2004.3
  • 木造の長寿命化 
    建築士 Vol 153 No. 620 2004.5
  • 建築を知る -はじめての建築学-
    鹿島出版会 2004.11

中島正夫先生の寄稿

当ウェブサイトのリニューアルに際し、先生から寄稿を頂いていますので、以下ご紹介します。

住まいの確かな耐久性、安全性確保のために

温暖な気候に建つわが国の木造住宅では、何らかの水分が木材に作用することによって劣化環境が形成され、それが一定時間以上継続することで床や壁あるいは屋根の構造材に腐朽や蟻害が生じることになる。
現代住宅の主流である大壁造の骨組では、内部の木材が下地や仕上げなどの材料によって雨水や結露水などの水分の作用から保護されている間は、腐朽菌やシロアリなどの生物による劣化は生じにくいものの、仕上げ材や下地材の経年劣化や故障あるいは設計、施工上の瑕疵によってそれらの保護システムが機能しなくなった場合には、水分、湿分の浸入が一旦生じると、それが木材周辺での劣化環境の形成につながりやすくなる。そのような場合でも、耐久力が高く、その耐久力が一定時間以上継続されるような材料を使用すれば、構造材そのものの補修、交換などのメンテナンスをする頻度が少なくなる。これは信頼性工学で言うところの「フェイルセーフ」にあたる考え方であり、このような万が一の場合を想定した措置をとっておくことが、建物の安全性、特に大壁のような内部が点検しにくい構造による建物の耐震性維持を図るうえできわめて重要になる。
現在、そのようなフェイルセーフを可能とするような材料の選択肢としては、ヒノキやヒバなどの耐朽性の高い樹種の心材を用いるか、木材保存剤を工場で一定以上の量と深さに加圧注入した木材を用いるかの2つがあるが、前者は現実的にはほとんど入手不可能か、入手できたとしても非常にコストが高いものになってしまう。したがって、加圧注入材で上記の条件を備えた材料があり、しかもシックハウス問題などの健康面あるいはコスト面でも支障のないものがあれば、それが有力なオプションになるが、ハウスガードシステムはそのような要件を備えたまさに現代の要請にあったシステムと言える。
これからの時代は、住宅長寿命化の時代とも言われている。それは主に資源、環境面などの社会的な要請にもとづくものであるが、それ以上に個人が豊かになるうえで必要不可欠な条件である。しかし、住宅が長く使われた結果、建物の耐久性、しいては耐震性に不安が生じ、居住者の生命を危険にさらすようなことになっては本末転倒である。居住者の安全、安心が確保されてはじめて、長寿命化も意味を持ってくる。そのためには、もっと木造住宅の物理的な耐久性を高める必要がある。ハウスガードシステムのような高い耐久信頼性を持った材料、構造システムが広く必要となる所以である。

ハウスガードシステムを支える技術
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