ハウスガードコンテスト2022表紙

ハウスガードコンテスト2022表紙

2022年10月31日(月)
秋季コシイプレザービング会にて
『ハウスガードコンテスト2022』授賞式を開催いたしました

2022年10月31日(月)
秋季コシイプレザービング会にて
『ハウスガードコンテスト2022』
授賞式を開催いたしました

ハウスガードコンテスト2022授賞式風景①
ハウスガードコンテスト2022授賞式風景①
ハウスガードコンテスト2022授賞式風景②
ハウスガードコンテスト2022授賞式風景③
ハウスガードコンテスト2022授賞式風景④
ハウスガードコンテスト2022授賞式 受賞者の記念写真

総評


 
関東学院大学名誉教授 中島正夫
 
それぞれ住宅ごとに立地条件の違い、敷地規模、予算などが全て異なっています。そういう16作品を同一の基準で評価しなければいけないという難しい審査でした。
審査にあたっては永く、安全安心、快適に暮らせる家ということがテーマでしたので、それを第一の評価基準としました。永くというのは、長期劣化対策です。その手厚さとメンテンナンスがきちんと計画されているかどうか、体制がどうなのか、そういったところを見ました。
それから、安全安心という点は、耐震性、耐久性、構造計画、などが無理がないかどうかを見させていただきました。快適性という点では、主に省エネルギー性、温熱環境性能を評価しましたけれども、最終的には個別の性能以外に図面から読み取れる範囲で、住宅の基本的な性能、つまり生活動線の合理性とか、日常的な安全性、バリアフリーのような問題。あるいは維持管理の問題、そういったものも含めて総合的に評価をいたしました。

総評


 
関東学院大学名誉教授 中島正夫
 
それぞれ住宅ごとに立地条件の違い、敷地規模、予算などが全て異なっています。そういう16作品を同一の基準で評価しなければいけないという難しい審査でした。
 
審査にあたっては永く、安全安心、快適に暮らせる家ということがテーマでしたので、それを第一の評価基準としました。
 
永くというのは、長期劣化対策です。その手厚さとメンテンナンスがきちんと計画されているかどうか、体制がどうなのか、そういったところを見ました。
 
それから、安全安心という点は、耐震性、耐久性、構造計画、などが無理がないかどうかを見させていただきました。
 
快適性という点では、主に省エネルギー性、温熱環境性能を評価しましたけれども、最終的には個別の性能以外に図面から読み取れる範囲で、住宅の基本的な性能、つまり生活動線の合理性とか、日常的な安全性、バリアフリーのような問題。あるいは維持管理の問題、そういったものも含めて総合的に評価をいたしました。
 


 
最優秀作(千僧供の家)
優秀作品(集町の家)
いずれも性能のバランスが高いレベルでとれているということと、 軒の出、けらばの出等を十分に取って、劣化や不具合等に対して、非常に信頼性の高いおさまりを採用している。 平面計画も機能性を重視しているという点が高い評価を得た理由となる。
 



特別賞(30年で使い捨てるような建売が嫌で建てた家)
非常に高いレベルの温熱環境性能をいろいろな手法を使って実現している。あるいは手厚い維持管理、維持保全への配慮がされているということで、高い評価を得た。30年で使い捨てるような建売が嫌で建てた家というタイトルに表現されている設計コンセプトに共感を感じた審査員が多かった応募案だった。
 


 
審査員特別賞(回遊できて快適な平屋)
これは軒、庇をうまく利用し、パッシブな考え方で温熱環境を高めている点と、国産材を構造だけではなくて造作、内装仕上げなどにメリハリをつけて多用している点などが評価された。
 



 
最優秀作(千僧供の家)
優秀作品(集町の家)

いずれも性能のバランスが高いレベルでとれているということと、 軒の出、けらばの出等を十分に取って、劣化や不具合等に対して、非常に信頼性の高いおさまりを採用している。
 
平面計画も機能性を重視しているという点が高い評価を得た理由となる。
 



特別賞
30年で使い捨てるような建売が嫌で建てた家

非常に高いレベルの温熱環境性能をいろいろな手法を使って実現している、あるいは手厚い維持管理、維持保全への配慮がされているということで、高い評価を得た。
 
30年で使い捨てるような建売が嫌で建てた家というタイトルに表現されている設計コンセプトに共感を感じた審査委員が多かった応募案だった。
 


 
審査員特別賞
回遊できて快適な平屋

これは軒、庇をうまく利用し、パッシブな考え方で温熱環境を高めている点と、国産材を構造だけではなくて造作、内装仕上げなどにメリハリをつけて多用している点などが評価をされた。
 


最優秀賞

株式会社ARCH
『集町の家』
設計者 寺澤 泰彦 様

株式会社ARCH『集町の家』施工写真①
株式会社ARCH『集町の家』施工写真②
株式会社ARCH『集町の家』授賞式風景①
株式会社ARCH『集町の家』授賞式風景②
株式会社ARCH 設計者の写真
株式会社ARCH 寺澤 泰彦
 

授賞後インタビュー


受賞されて率直にいかがでしょうか
率直な気持ちでいうと嬉しいです。まさかっていう感じでした。


受賞された作品の一番のこだわりのポイントを教えていただけますか
一番意識したのは動線を意識したんですけど、お客さんが家事動線とお客さん導線を分けたいというのと、あとは家事する時に回遊できるように、回遊動作にしたいというのをご希望だったので、それを意識して設計をさせていただきました。


最後に寺澤さんが家づくりで一番大事にしている。思いを教えて下さい
一番大事にしている思いは、まずはお客さんの意見を尊重して安心安全な家をご提供できるような設計を意識しております。


優秀賞

株式会社ARCH
『千僧供の家』
設計者 河原林 克 様

株式会社ARCH『千僧供の家』授賞式風景①
株式会社ARCH『千僧供の家』授賞式風景②
株式会社ARCH『千僧供の家』授賞式風景③
株式会社ARCH『千僧供の家』授賞式風景④
株式会社ARCH 河原林 克
 

授賞後インタビュー


受賞されて率直にいかがでしょうか
スピーチさせてもらったように、普段ありがとうと言っていただけるんですけども、ほかの人に褒めてもらうというか評価してもらうことがなかったので、単純にこういう賞をいただいて本当にありがたいです。コシイさんに出会ってすごい真面目な会社だなと思うので、僕らも真面目にずっとやっていこうと決めてやってきた今までの積み重ねがやっと実ったと思います。正直にうれしい気持ちで。ありがとうございます。


受賞された作品の一番のこだわりのポイントを教えていただけますか
敷地が大きかったのと方位的にも南を向いてて、設計しやすかったというのはあるんですけれども、その広い敷地を十分に生かして、2階を極力ちっちゃく1階を大きく広がりのある空間ですね。勾配天井とかにして気持ちのいい空間といいますか、そういうものを目指して設計しました。


最後に河原林さんが家づくりで一番大事にしている。思いを教えて下さい
いつもこれは僕お話をしているんですけれども、自分が住むならどうしたいか。ということですね。それをいつも一番に考えて設計をしています。


特別賞

株式会社大上住宅不動産
『30年で使い捨てるような建売が嫌で建てた家』
設計者 松田 圭介 様

若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真
若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真
若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真
若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真

審査委員特別賞

株式会社篠原建設
『回遊できて快適な平屋』

若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真
若い夫婦が家にかかるお金をについて考えている写真

審査委員長より


 審査委員長
 関東学院大学名誉教授 中島正夫
 

ハウスガードコンテスト総括


 
HG賞は初めての取り組みだったんですが、全体通していかがでしたでしょうか?
全体としての結構難しい審査でした。数はそんなに多くなかったんですけれども、審査の基準をどういうふうに置くかということですね、難しいところがありました。基本的には耐久性、耐震・耐風性、省エネルギー性、この3つを基本にして審査を行っていきました。
それでもやはり審査員の方からは、応募書類では求めなかった部分の性能で評価が分かれる部分もありましたので、その辺をまとめていくことが大変でした。


 
受賞された工務店さんを一言で言うと一番良かったポイントはどこでしょうか?
そうですね、賞をとられた4作品は、いずれも今の時代の流れとしての温熱環境性能を非常に高めているという点が、まず評価できる点ですね。それとあと維持保全性とか国産材活用とか、その辺も真面目に取り組んでいらっしゃるなというようなところが読み取れる作品でもありました。
今回惜しくも受賞にはならなかった工務店さんも、受賞作品に劣らず、いろいろなことに取り組んでいらっしゃるところが評価できますし、審査の補足として申し上げておきたいところです。
 



審査委員長
関東学院大学名誉教授 中島正夫
 

ハウスガードコンテスト総括


 
ハウスガード賞は初めての取り組みだったんですが、全体通していかがでしたでしょうか?

全体としての結構難しい審査でした。数はそんなに多くなかったんですけれども、審査の基準をどういうふうに置くかということですね、難しいところがありました。
 
基本的には耐久性、耐震・耐風性、省エネルギー性、この3つを基本にして審査を行っていきました。
 
それでもやはり審査員の方からは、応募書類では求めなかった部分の性能で評価が分かれる部分もありましたので、その辺をまとめていくことが大変でした。


 
受賞された工務店さんを一言で言うと一番良かったポイントはどこでしょうか?

賞をとられた4作品は、いずれも今の時代の流れとしての温熱環境性能を非常に高めているという点が、まず評価できる点ですね。
 
それとあと維持保全性とか国産材活用とか、その辺も真面目に取り組んでいらっしゃるなというようなところが読み取れる作品でもありました。

今回惜しくも受賞にはならなかった工務店さんも、受賞作品に劣らずいろいろなことに取り組んでいらっしゃるところが評価できますし、審査の補足として申し上げておきたいところです。