加圧注入処理工場の写真 加圧注入処理工場の写真

Pressure treatment

加圧注入処理とは

塗るのではなく、内部まで届かせる。
緑の柱の強さは、この一手間から生まれます。

What it is

薬剤を、塗るのではなく、
木の内部まで「染み込ませる」。

加圧注入処理とは、注薬缶と呼ばれる大きなタンクに木材と木材保存剤を入れ、圧力釜のように圧力をかけることで、薬剤を木材の中まで浸透させる方法です。木材の腐れやシロアリ被害への予防として、木材保存処理のなかで最も効果が高いとされています。

注薬缶のイラスト

Manufacturing Flow

木材保存処理のなかで、最も効果が高い!
緑の柱が、できるまで

木を腐らせない、という研究は、鉄道の枕木や電柱を守っていた明治時代の昔にまで遡ります。長い時間をかけて積み重ねた木材保存の技術が、いま住宅の柱になっています。

  • 注薬缶の写真

    Step 01

    加圧注入処理に使う注薬缶

    注薬缶の原理は、レトルト食品などに使われる消毒・殺菌タンクと同じ物を使います。

  • 加圧注入処理の写真

    Step 02

    国産無垢材を配置

    国産無垢材(スギ・ヒノキ)を注薬缶に入れて並べます。

  • マイトレックACQカタログ

    Step 03

    注薬缶に入れる薬剤

    防腐防蟻効果のあるマイトレックACQと、収縮抑制剤を使います。

  • 加圧注入処理の様子

    Step 04

    加圧注入処理

    前排気・加圧注入・後排気の3工程を、数時間かけて行います。

  • 加圧注入処理後の写真

    Step 05

    加圧注入処理後、取り出す

    薬剤を十分に浸透させたあと、タンクから取り出します。

  • 加圧注入処理した木材

    Step 06

    天然乾燥して完成、保管

    天然乾燥させると、耐久性にすぐれた加圧注入処理材「緑の柱」が完成します。

Process

加圧注入処理の手順

  1. 製材イラスト
    1木材を準備する

    国産無垢材(スギ・ヒノキ)を、注薬缶と呼ばれる大きなタンクに並べて入れます。原理は、レトルト食品の消毒・殺菌タンクと同じものです。

  2. 加圧注入処理の真空処理
    2真空にして、空気を抜く

    注薬缶の中を真空にして、木材内部の空気を抜きます。先に空気を抜いておくことで、このあと薬剤が木の奥まで入り込めるようになります。

  3. 加圧注入処理の薬剤充填
    3薬剤で満たす

    真空にした注薬缶の中を、木材保存剤(マイトレックACQ)と収縮抑制剤で満たし、木材全体を薬剤に浸した状態にします。

  4. 加圧注入処理の加圧処理
    41.0Mpa以上の圧力で、しみ込ませる

    強い圧力をかけ、木材の中まで薬剤を押し込みます。塗るのではなく圧力で送り込むからこそ、表面ではなく内部まで届きます。

  5. 加圧注入処理の薬剤回収
    5薬剤を回収し、もう一度真空にする

    十分に浸透したら注薬缶の中の薬剤を回収し、再び真空にして、木材表面に残った余分な液を取り除きます。

  6. 加圧注入処理の完成
    6取り出して、養生する

    注薬缶から木材を取り出し、養生すると、薬剤が木材にしっかり定着します。さらに天然乾燥させて、耐久性にすぐれた「緑の柱」が完成します。

Why It Matters

塗るのと、染み込ませるのは、
こんなに違う

同じ一本の柱でも、薬剤が「どれだけ入るか」はまるで違います。土台に使う105角×4mの柱で換算すると、表面に塗る塗布処理は牛乳パック約0.5本分。いっぽう加圧注入処理は、約11.5本分。その差、およそ20倍です。

シロアリ予防塗布処理木材

塗布処理 / 約1mm

表面に薬剤を塗りつけるだけ。浸透は深さ1mmほど。薬剤量は作業液で約300ml/㎡(日本しろあり対策協会 標準仕様書より)。 浸透が浅いため、表面の処理層が傷つくと、そこから腐朽菌やシロアリが内部へ入り込みやすくなります。木材の内部までは守りきれません。

緑の柱

加圧注入処理 / 10mm以上

圧力で、木材の表面から10mm以上の深さまで薬剤が届く。だから表面が傷ついても、効果が続きます。

内部まで薬剤が行き渡っているため、表面に傷がついても腐れやシロアリへの守りが内部まで続きます。

塗るだけでは表面にとどまる薬剤が、加圧注入では木材の深部まで行き渡る。
この浸透率と使用量の差が、そのまま耐久性の差になります。

加圧注入処理後の写真

Lasts Semipermanently

この効果は、長く続く。

内部まで染み込んだ薬剤は、簡単に抜けません。
ハウスガードシステムは、緑の柱の効果が半永久的に持続すると考えています。
それは誇張ではなく、長年の試験データに裏打ちされた表現です。

森林総合研究所の試験結果に加え、米国農商務省と各地の公的試験場における野外試験の結果。 それにより推測された確かなデータに裏打ちされた数字こそ、加圧注入処理の実力と信頼性を裏付けるものです。(緑の柱の試験結果は、防蟻処理ページで詳しく見られます。)

腐らないシロアリに食べられない高耐久な緑の柱

Sustainability

家を「守る」ことは、
その先の暮らしと、
環境や森を守ることにつながる。

コシイプレザービングは、明治から続く木材保存の技術を受け継ぎ、2025年で50年。守るのは、山・木・家・暮らしです。 木は朽ちれば、蓄えた二酸化炭素を空気へ還してしまう。腐らない木として永く活かせば、その炭素は家に留まり、山の木は無駄にならない 。コシイが掲げるサスティナビリティの、最も具体的なかたちです。一棟一棟が、守られた家であり、活かされた森の、もうひとつの姿。

私たちは加圧注入木材をはじめ、さまざまなサービスで環境型ビジネスに取り組んでいます。

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About Midori no Hashira

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住宅を支えるのは、緑の柱。 ハウスガードシステムの中心は、腐らない木「緑の柱」。
防蟻・加圧注入の技術と研究開発の積み重ねが、新築時の耐久性とシロアリ対策に、確かな信頼を生んでいます。